銀のエンジェル
【2004年12月18日観賞】
鈴井貴之第三作目の映画。
やっぱり今まで全部見てるしな〜と思って行ってきた。
北海道道東の…というかそのまた北にある斜里町にぽつんとあるコンビニ。経営してるのは元農家の北島一家である。店長である奥さんがキリキリコンビニを切り盛りしている為、オーナーである北島は、なんとなく農家にも未練があり、かといってコンビニ経営に積極的に携わるわけでもなく、髪結いの亭主よろしく、モラトリアムは毎日を過ごしている。そんなある日、奥さんが交通事故で入院。コンビニの経営に一人娘の進路…っと突然現実世界が突き付けられてしまうのだった。
見た時の感想は「はじめて、もう一度見たいと思った」だった(ヲイ!)
第一作目の「マンホール」は…途中で集中力が途切れてしまったし、第ニ作目の「River」は…非常に考えさせられる内容であったけど、再度観賞するか?と問われれば、怒りをもって「否」と私は答える。
そんな中で、本作「銀のエンジェル」は肩の力を抜いて観る事が出来て、そして観終わった後にほっこり暖かいものが心に残る、そんな作品だと思う。
道外の人がイメージする「北海道」とはちょっと違う、そして倉本脚本の作品群ともやっぱり違う、地元の人間の生活の延長にあるその映像(それは「River」を観た時にも感じたが)にもその一因はあるんだろうなぁと思う。微妙にデフォルメしてはいるけどね(笑)。
それに舞台が道東の片田舎なので、…こう、田舎に暮らしている若者の焦燥感みたいなのもひしひし
と感じてくる所なんかも個人的には身近に感じられたかも(田舎者なんでね)。
それと、上手く言えないんだけど、演出というか「映画を撮る」コツ(?)を撮影する側がのみこめてきたのかもしれない。
(こなれてきたというか…(違うかな(汗)))
映画を観る側にとって、そういうイミでも観やすくなっていました。
(ふりかえってみると、前2作は観ていて肩が凝った(汗))
後一つ、コンビニに関わるいろんな登場人物の中の、西島秀俊演じるバイトの佐藤のエピソード(背景といってもいいのかな?)…これはファジーにぼかして描いてるので…(殺人犯なのか?その理由は?あのばあさんの存在は??)「ヨソモノ」としてシンボライズされているものと認識するしかなかった…(汗)。
他のコンビニに来るお客さんや、オジサンの家族達のエピソードは辻褄があっているんだけどね
。…このニイサンだけは…よく判らなかったから…(笑)。
単に私が理解出来てなかっただけかもしれないけど…。
いや、でも、この作品を観て、改めて鈴井さんの次回作が、楽しみです。
+++
おお、そうそう。
われらがホッカイダーの星!大泉さん。
気の良い運送屋のアンチャンが、素の大泉さんの雰囲気そのままで軽妙に演じられてて良かったよ〜。
そいえば、「マンホール」を時も、大泉さんの演技が軽妙で、「おおっ!」と思った記憶が。
それで舞台も観てみたいんだけど…これはもーーーー全戦全敗状態っす(とほほ)。
…やっぱりナックスさんのFCに入るしかないのかなぁ…(遠い目)。
【2004年12月19日記】
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