★感想室

2007.07.17

羽海野チカ新連載開始♪

Umino_ya_1

『ハチクロ』(こと『ハチミツとクローバー』)が連載終了してから、いろいろ噂は聞きつつ、じりじりと待っていた、羽海野チカさんの新連載が!とうとう、開始しましたー!!(叫)

ホントは金曜日13日に発売してたんだけど、先日ようやっと購入できました!

タイトルは『3月のライオン』ですっ。

噂の通り「青年誌」!「プロ棋士」!! さすが青年誌、絵の密度がぐぐぐっと増して(特にバックがね)、でも線がねー、やっぱり羽海野さんの線してて、それだけでにまにましちゃいました。
それに、同人の高村薫FANBOOKの表紙の雰囲気を連想しちゃって(それはタイトルのロゴにもいえること)、その表紙の雰囲気が大好きだったオイラにとって、うはうはもの。。。
また、主人公のプロ棋士少年 桐山零(きりやまれい)がなーーー…こーー…なんつーか…「なにがなんでも生きるぞ!!」というパワーの薄いコで、んー神経質な野生草食動物っつーか…、ちょっと油断したら死んじゃいそうな(ヲイヲイ)、そういう感じがして、目が離せません。
…それでもそういう事情が判っていそうな三姉妹がちゃんとソバにいてくれるので、まだ安心です。
ほかにも名前だけ登場した人(桐山零の義兄弟??)、桐山零と勝負する義理の父という人に、ちらりと登場した「じいちゃん」と、なかなか気になります。
これからどういう風に展開するのかなー。続きが愉しみ!

しかし、青年誌。白泉社のヤングアニマルとは!!
だけどそう思えば今年のはじめに白泉社のメロディでよしながふみとラブラブ対談してたもねー。
その当時は「白泉社と関係がなさそうな羽海野チカがなぜ対談で登場??」と思っていたわけですが、ヤングアニマルが控えていたなら、納得です。
それとは関係なく、同人誌、商業誌どっちを通しても(よしながふみは先に商業誌を見てたので「同人時代から愛読」というフレーズは使えないのだー)愛読し続けてるお二方が、仲よく、そして真摯な姿勢が垣間見える内容の対談をしていて、その当時は読みながらこっちもほんわかしあわせーな気持ちになれたんだよね。
うん、やっぱり好きな作家さんが、お互い仲が良いのって、なにより嬉しいよね。

+++

追記:混合のヤングアニマルには、新連載記念で『3月のライオン』クリアファイルつき!(イラストはこの前LaLaで発見した予告カラーイラストだね〜。ってアップしろよ、おまえ!!(ぎゃふん。後でするよ〜〜(涙)))
扉がカラーでとじこみ仕様!!めちゃくちゃ豪華でしたよ!

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2007.05.11

恩田陸:黄昏の百合の骨

Tasogare_yuri黄昏の百合の骨 (講談社文庫)
【2007年5月10日読了 文庫 講談社文庫 講談社】

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2007.05.07

笙野頼子:笙野頼子三冠小説集

Sankansyousetu
笙野頼子三冠小説集 (河出文庫)

【2007年5月7日読了 文庫 河出文庫 河出書房新社】

はい、『なまら〜』の方でも書いてました『笙野頼子三冠小説集』本日読了です。
これは、野間文芸新人賞を受賞した『なにもしてない』、三島由紀夫賞受賞した『二百回忌』、そして芥川賞受賞した『タイムスリップ・コンビナート』の表題作をまとめた本です。

今年の頭から、過去へ遡るがことく笙野作品を読み続けていたオイラですが、ここまで来たカーと、読み終わって感慨に耽ってしまいました。
いや、しかし、笙野作品は「私小説」と言われる程、登場人物と作家のアウトラインは近しいけれども、しかし、読んでいて毎回必ず、総毛立つほど緊張しスリリングに感じる時がある。
その時に改めて「そうだ。これは創作作品なんだ」と毎回思い知る。
『二百回忌』の様に、どんどん目に見えて不可思議な世界になっていく、「舞台」「場」の飛躍もあるんだけど、オイラがゾッとするのは、うまく言えないけど、「文章」の方の飛躍なんだよね。「場」は読んでいる自分にも地続きと思えるにも関わらず、文章の…なんていうか抽象力が突然、何段か階段を飛び越えるように飛躍していくんだよね。しかも、マもタメもなくて、一瞬のうちに。

これはもう、昔大学で、ナツメとかで散々「飛躍したいけど上手くできないもどかしい文章」を読んでいた人間にとっては、もう目玉が飛び出るくらいスリリングなんですよ!!
「すげーショウノヨリコ…!!」な訳なんですよ!
(て、ここではマイナスな感じに書きましたが、ナツメはやっぱり文豪だとオイラ思います。)

そして、この本に収録されている作品にも、やっぱりこの「凄さ」が生きていて、いや、もう、堪能しました。はぁ〜(満足)。

しかし、もちろん当初、賞を受けた書籍には表題作の他にも作品が収録されていて、『三冠小説集』を堪能したオイラは、その当時の書籍を読んでみたいなぁ…と思ったりもして(にやり)。
…というわけで古本を入手しちゃいました(笑)。うわはははっ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2007.05.06

千石涼太郎:なまら北海道だべさ!

なまら北海道だべさ!! (双葉文庫)

【2007年5月6日読了 文庫 双葉文庫 双葉社】

GWにいった札幌の本屋で見かけて、ぱらりと読んであまりにも可笑しくって購入してしまった!(笑)
で、そのまま一気に読んでしまったわ〜(笑)。
笙野頼子の『笙野頼子三冠小説集』読みかけなのに。

北海道生まれの著者が、北海道「では」ごく普通に行われている物事だけども、道外(内地だね(笑))の人から見ると「…なにそれ…」なものを、端的に紹介してるこの本。
「そうそう!」「うんうん!」と頷く事から、「…え、こういうことあるんか…??」とホッカイダー(←これは、オイラが個人的に使ってる言葉。「道産子」ってなんか言いにくくてさー)でもびっくりすることもあったりして、一気に読んでしまいました。

オイラなんかには、「ろうそくだせ、だーせよ」といって子供達が家々を回る、まるでハロウィンみたいな習慣は初耳!!!
…これは以前北海道ローカル深夜TV番組「おにぎりあたためますか」で、大泉やシゲ、マミちゃんが話してるのを聞いてびっくりしたんだけどね。。
ジャンケンの時のかけごえにも、地域差があって(オイラのところは「じゃんけんしょっ」か「じゃんけんぽい」かなー。。後チョキはチョコレート、パーはパイナップル、グーはグスベリで遊んでました。グスベリ…遊んでてお腹空いたら、町内の庭先からちょっと拝借してたしね(爆笑))、「そ、そうなんだぁ…」。。とおどろいたり…。

著者の千石涼太郎は途中親の転勤で北海道を離れてしまったそうで、なんとなく、「北海道に対する憧憬」が、文の節々に感じられるのが、長所でもあり短所でもあるような。でも、だからこそ、一般的な「北海道人」のイメージよりつっこんだ内容を書けるんだろうなぁ。と思います。
北海道しか知らない人には気付かない、そして北海道外に住んでいる人には想像つかない、そんなホッカイダーの姿を紹介できるんだろうね。

興味のある人は読んで、驚いたり、笑ったり、うんうんと納得したりしてみてください。

…ところで、タイトルの「なまら北海道だべさ」の「なまら」と「だべさ」……。
とんと、オイラは使わない言葉だったりします(笑)。「〜っしょ」「〜っしょ?」は使うんだけどね〜。北海道入植4代目の田舎モノホッカイダーでも、使わない方言があるのだなぁ〜(笑)。
ふっふっふっ

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2007.04.27

笙野頼子:一、ニ、三、死、今日を生きよう!成田参拝

Naritasanpai

一、二、三、死、今日を生きよう!成田参拝

【2007年4月27日読了 書籍 集英社】

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2007.04.18

笙野頼子:笙野頼子窯変小説集 時ノアゲアシ取リ

Tokinoageasi

時ノアゲアシ取リ―笙野頼子窯変小説集

【2007年4月17日読了 書籍 朝日新聞社】

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2007.04.09

笙野頼子・松浦理英子:おカルトお毒味定食

Okarutoteisyoku

おカルトお毒味定食 (河出文庫―文芸コレクション)

【2007年4月9日読了 書籍 河出書房新社】
ジャンルは随筆・エッセイにしたけど、正しくは「交友録・対談集」だよね。
すいません、ジャンル設定してなくて(汗)。

昨晩(というか深夜か(汗))『S倉迷妄通信』を読み終わって、ちょっと気分を変えて読んでみました。実は古本をA@azonから購入。。。
小説と違って、お二人のナマの語りなのでするするする。と読めてしまいました。
んー、『徹底抗戦!文士の森』内の対談や、『現代思想』の対談を読んでて思った事だけど、改めて、笙野頼子って、頭イイよなぁー!文章だけじゃないんだなぁ。この言葉の構成力。。。
それと松浦理英子も好印象でした。
むかーし、『ナチュラルウーマン』を読んだ時に、なんかダメージ受けまして(んーナマナマしかったのかなぁ…)「あまりこの人の本は読まない方がいいかなぁ」と思って敬遠してたんです。
それでも『親指Pの修行時代』は気になっていて、最近決意をして文庫(新装版だね)を購入したんだけど、やっぱりグズグズ読まずにいたりして。。。
この本読んで、「『親指Pの修行時代』読んでみようよ」と背中を押された感じがします。

『ナチュラルウーマン』ももいっかい読み直してみようか。なっと。

ナチュラル・ウーマン (河出文庫)

親指Pの修業時代 上 (河出文庫)

親指Pの修業時代 下 (河出文庫)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

笙野頼子:S倉迷妄通信

Skurameimou

S倉迷妄通信

【2007年4月9日読了 書籍 集英社】

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2007.03.31

笙野頼子:片付けない作家と西の天狗

Sakkatotengu

片付けない作家と西の天狗


【2007年3月31日読了 書籍 河出書房新社】

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2007.03.09

梨木香歩:この庭に-黒いミンクの話

Kononiwani  
この庭に―黒いミンクの話

【2007年3月9日読了 書籍 理論社】

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2007.03.08

梨木香歩:春になったら苺を摘みに

Ichigowotumini_bunko  
春になったら苺を摘みに (新潮文庫)

【2007年3月8日読了 文庫 新潮社 新潮文庫】
今から3年前の2004年2月26日(時期も似た様な頃だったのね!)に書籍で一度読んでたけれども、文庫版用の書き下ろしを読んでみたくて、文庫を購入。
「せっかくだから、書き下ろしだけじゃなくて、最初からちゃんと読もう」
と思って読んだわけですが。

うーーーー(絶句)。
大人になって3年なんてあっという間だと思ったけど、3年前の自分と今の自分には、それなりにいろんな経験をしてるのだなぁ…と思いました(やっぱり「想像力」は大切だね…相手を思い遣る…自分の行動の影響を思う…時間も空間も皮膚感覚では接する事ができない対象、存在に対して接近する事ができるのは「想像力」だと改めて思います。その為にあらゆる立場状況からの情報は必要だとは思うけどね)。

この本は、梨木香歩が若い頃(二十年程前)渡英した時にお世話になった下宿の女主人ウェイト夫人との出合いと交流を軸にしたエッセイと言えるけど、二十数年という時間がもたらす、経験と思考の醸造と熟成をすごく感じる内容で、3年前は、梨木香歩が自分の考える、感じる事を正確に言葉に表そうとしている様が、読みにくく(その都度読むテンポが停滞する感覚)感じて梨木の訴える事が薄皮一枚向こうから感じるようなもどかしさみたいなものがあった訳ですが、今回はそれが、まーーー…ダイレクトに響く響く!! 何度も何度も胸をつかれてしまいました。改めて梨木香歩が何に心に懸けているか、感じる事ができました。
(もう一つ3年前の自分と今の自分の違いは…というと、梨木香歩の作品・著作に接してるか否かということ。3年前梨木香歩の作品は『裏庭』を友達Nから貸してもらって読んだだけ。そして今は、エッセイ・著作のほとんどを読了していて、梨木香歩の立ち位置というか、物事に対する姿勢を了解している事。こうして改めてこの『春になったら〜』に戻った時に、より深く感じる事ができたのかもしれないなぁと思います)
文庫、購入してよかったわん。◎花丸〜v

余談:他の作品だけど『からくりからくさ』を読んだ時に、うすうす勘付いていた自分の嗜好に気付かされました!!…糸紡ぎ、機織り、…たぶん羊毛だね…がすごくすごく好きなんだと!!(笑)

元々洋裁よりも編み物が好き(これはきっと祖母の影響だね。子供の頃、毎年祖母は祖父の空色の毛糸のチョッキを編み直していました。そうすると毛糸の傷みが一ケ所に集中しなくてすむそうな。祖母の見まねで棒針編みを覚えたので、持ち方や毛糸の裁き方は変です)だったんだけど、これが、一つに繋がった!!!っていう感じです。一枚の布を切ったり裂いたりしてしまうより、一本の毛糸を編み上げてゆく方が好きなんだよね…。暇を見て糸紡ぎや機織りやってみたいなぁ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2007.03.07

梨木香歩:家守綺譚

Iemorikitan  
家守綺譚


【2007年3月7日読了 書籍 新潮社】

やっと、やっと発見したよーっ!!(叫)
三年くらい前に購入してて、片付けのどさくさに段ボールの中にしまいこんで…(汗)
いやはやどこにあるのかさっぱり…だったわけです。
よかった。やっと見つけたよーっ。
(これも蔵書リスト作りと蔵書印貼付作業のおかげだわん!)
というわけで、笙野頼子短編集2…ではなく、梨木香歩『家守綺譚』を読んだ次第。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2007.03.05

笙野頼子:初期作品集1 極楽

Gokuraku  
極楽 (笙野頼子・初期作品集)


【2007年3月5日読了 書籍 河出書房新社】
河出書房新社から出版されている初期作品集のパート1。
収録作品は「極楽」(群青新人賞受賞)・「大祭」・「皇帝」の三作品。
いやーもうー。すんげぇ面白かったっす…!!

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2007.02.25

安野モヨコ:美人画報ワンダー

Bijin_wander
美人画報ワンダー (講談社文庫)


【2007年2月25日読了 文庫 講談社 講談社文庫】
実は、笙野頼子の『初期作品集1 極楽』を読んでいる所なんだけど、たまたま、ひょいっと読み始めてしまった『美人画報ワンダー』。互い違いに2冊を読んでいたんだけど、こっちが先に終わってしまいました(笑)。(いや、厚さからいったら、当たり前かもしれない(汗))

「VOCE」誌で連載してたエッセイの三冊目&最終巻の文庫版。
相変わらず、体当たりで真面目で正直な、へなちょこエッセイに、笑ったり感心したり共感したり涙したり…面白かったです〜。
ちょうど、結婚した頃でもあって、さりげなく「夫」とか「彼」とかって書いてるのを見るたびに、脳裏に『監督不行届』の中のシーンが浮かんで、にんまりしちゃった(笑)。
そして、漫画(オイラは『さくらん』でハマって『働きマン』とかを愛読してる感じ)を読んでいて、なんとなく、感じていた「安野モヨコってこんな考えもってるのかなぁ〜」という想像が、あまり的外れじゃないなということも、『ワンダー』を読んでて感じました。
同世代(つーか、学年一緒じゃっ!)なせいか、目くじらたてる所とかにも「そうそうっ!」と思っちゃうし(笑)。

漫画ってすげー大変だけど(手作業だから…(遠い目)安野さんって特にデジタル使ってないし)、面白くて目が離せない作品を産み出していってほしいです〜!!
身体だけは壊さないでね。

あ、一つ『ワンダー』読んでて辛かったのが、文章と註イラストがページ違ってた事(苦笑)。しかたないっちゃしかたないんだけど、読んでてつかれちゃった(笑)。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2007.02.14

笙野頼子:幽界森娘異聞

Morimusume
幽界森娘異聞 (講談社文庫)


【2007年2月14日読了 文庫 講談社文庫 講談社】

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2007.02.10

小坂洋右・大山卓悠:星野道夫 永遠のまなざし

Eiennomanazasi
星野道夫 永遠のまなざし


【2007年2月10日読了 書籍 山と渓谷社】
動物写真家星野道夫の事を、恥ずかしながら知らずにいたのですが、去年年末に、大丸で見かけた写真展とその時読んでいた梨木香歩のエッセイ集『水辺にて』で立続けに名前を知り、心に引っ掛かっていた所へ、テレビのブックレビューでこの本の存在を知り、入手しました〜。

星野道夫の最期の報道に疑問を持った、友人でありこの本を書いた小坂洋右・大山卓悠の、執念ともいえる情報収拾の結果、星野道夫の事故には、その周辺地域の人為的な原因が存在していた事をつきとめる。本の前半は10年に渡る調査の報告だけど、この本を読んで良かったと思えるのは、後半部分に、小坂、大山が敬愛する友、星野道夫のまなざし(タイトルにもなってるけど)についてを伝えている事。
星野道夫その人はこの世にはいないけれども、その精神は間違いなく生きているんだと感じました。
いや、ホント読んで良かった。◎

しかし、ヒグマが生息している地域に住んでる人間として、自分も「ヒグマ」の事を全然知らないなぁと痛感。この本で紹介されてる『ベア・アタックス』と、先日13日に近代美術館で見た『アイヌ文様の美』でショックと共にもっと知りたいと思った北千島アイヌについての本『流亡 日露に追われた北千島アイヌ』、そして遅蒔きながら星野道夫の著作を読んでみたいと思いまする。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2007.02.09

笙野頼子:徹底抗戦!文士の森

Bunsinomori
徹底抗戦!文士の森


【2007年2月9日読了 副題「実録純文学闘争十四年史」書籍 河出書房新社】

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2007.02.01

笙野頼子:説教師カニバットと百人の危ない美女

Kanibato100
説教師カニバットと百人の危ない美女


【2007年2月1日読了 書籍 河出書房新社】
旅行から戻ってくるとやはり読書スピードは遅くなるのね。。って月末だもな!しかも年末調整の申告〆きりだし!他にもいろいろあるし!!って感じで、仕事仕事の1月末でしたが、それでも楽しく読みました。ってもう2月?そんな…(汗)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2007.01.26

ダグラス・アダムス:ほとんど無害

Hichhickguide5
ほとんど無害 (河出文庫)


【2007年1月26日読了 文庫 河出文庫 河出書房新社】

『銀河ヒッチハイク・ガイド』シリーズの5冊目にして最終刊。
映画版のDVDを観て、惚れ込んじゃってノベライズを読み進めていた訳ですが、4冊目の『いままで魚をありがとう』を読み終わった時点でまだ発売しておらず、ちょっと間をおいてしまったわけです。
それでも、読み始めると、独特の語り口に、口の端を上げながらざくざく読みまくってしまいました。

うう、しかし、すごいラスト。。。。。(呆然)。
1作目で地球を破壊したヴォゴン人が、最後まで絡んでくるとは……。。。

しばらく呆然としてしまいましたが…。。
それでも、「終わったんだなぁ…」と妙に納得してしまいました。◎
5冊読んで、私はやっぱり『銀河ヒッチハイク・ガイド』大好きだわ。
去年の5月に映画を無理矢理(笑)観せてくれたしのぶ女史に改めて感謝。

でも、ガイドファンには非難囂々かもしれないね(汗)
(って、解説も訳者の後書きにも、やっぱりそう書いてました! そういう気持ちも判る!)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2007.01.19

恩田陸:蒲公英草紙

Tanpoposousi
蒲公英草紙―常野物語 (常野物語)


【2007年1月19日読了 書籍 集英社】

結局やっぱりガマン出来なくて、読んでしまいました(笑)。
『光の帝国』に登場した常野一族の、過去の話ですね。
時代は明治中期から後期くらいなのではないでしょうか、富国強兵という名の基にキナ臭さを感じつつも、まだ開国前の、人々のありかた、村の共同体のありかたが残っている(と言い切ってしまってよいものか…)時代の物語。
東北のある村の名家槇村家の、かかりつけの医師の娘、峰子が、その当時書いていた「蒲公英草紙」(日記ですね)をひも解く形で語られます。
懐かしさと、せつなさとに彩られた内容に、思わず落涙。。おうおうおう〜。

それでも、年老いた峰子が語るラストには、流した涙も思わずひっこむ、なかなか厳しい内容で、でも『光の帝国』の中でも、覗いてた事でもあるし、逆に、このおかげで、安易に「あーいい話だったー」で終わらずにすんだかもしれないな。よかったよかった。
んで◎。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2007.01.17

笙野頼子:母の発達

Hahanohattatu
母の発達 (河出文庫―文芸コレクション)


【2007年1月17日読了 文庫 河出文庫 河出書房新社】

笙野頼子の存在を知ったのは佐藤亜紀のHPからでした。
その直後に本屋で見かけた『金毘羅』>『水晶内制度』>『絶叫師タコグルメと百人の「普通」の男』と読み進めて、その流れで『説教師カニバットと百人の危ない美女』と『だいにっほん、おんたこめいわく史』を読むつもりだったんだけど、ついつい、ふらりと手に取ってしまったこの本。
「文庫で薄く」て「読み始めたらすいすい」読めてしまったからなんだけど、いやーまー…やっぱりすごいっ!笙野頼子!!文章は「すいすい」だけど書いてる内容はすさまじく深いっ!!なのに、この枚数で治まるなんてっ!ぎゃーはっはっはっはっ。
感想はもちろん◎!花丸つけちゃうぞ。

いやはや、笙野頼子の作品を読んでてつくづく思うのは、「大学のゼミでだったら、どう読んだだろう??」って事。なんでゼミで誰も取り上げなかったんだろ!?と思いつつ笙野頼子の経歴を見たら…ああああ、自分が学生の頃ってまだ笙野頼子はデビューはしていたけど、知られてはいなかったのね…。
特にこの『母の発達』は、ものすごくエキサイティングに読めちゃうような気がするなぁ。
おおいなる呪縛と化していた「母」を「縮小」し、解体再構成することによって「発達」させ「大回転音頭」する事で昇華してしまう…。
うー鮮やかだっ!

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2007.01.14

恩田陸:月の裏側

Tsukinouragawa_1
月の裏側 (幻冬舎文庫)


【2007年1月14日読了 文庫 幻冬舎文庫 幻冬舎】

前回、『ライオンハート』に続いて「前に購入してた恩田陸作品」ということで、『月の裏側』に手をつけました(笑)。『常野物語』の続編は、例の(もやしもん4限定版を客注したら入っちゃった)本屋さんに、ちゃっかりしっかりありまして購入済みではあるのですねぇ(笑)。
でも、これまた悪癖である所の「すぐ読むのはもったいないなぁ」病が発症してしまって、ただいま回り道中です。
でも、「回り道」なんて書いちゃったけど、そういう言い方はこの『月の裏側』に申し訳ない!と、読了した今は思う次第です。
もちろん感想は◎!!

ああ、でも時間がない…詳しい感想はのちほど〜(またか!)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2007.01.07

恩田陸:ライオンハート

ライオンハート (新潮文庫)


【2007年1月7日読了 文庫 新潮文庫 新潮社】

「常野物語』のシリーズは購入してこなくちゃ読めないので、とりあえず未読の恩田作品に手をつける事にしました。で、この手に取ったのが『ライオンハート』。
去年から読み続けてた、ル=グウィンのSFものか、笙野頼子に戻るという手もあったんだけど、気分的にはそっちは中休みしたかったり(苦笑)。いや、また読み始めますよ、絶対(宣言←誰にだ)。
感想は○<◎という感じかな。

時も空間も越えて、17世紀から20世紀のロンドン、シュルブール、パナマと、何度も出会う男女の、一瞬の歓喜と喜び、そして一瞬後の別離を描くラブストーリー。
なかなかせつなくて、ひきこまれる内容だったんですが、「◎!」というには、読んでるこちら側に足りないものがあるような…。。。
とりあえず、タイトルにもなっていて、物語の方でもキーパーツになっているケイト・ブッシュの「ライオンハート」を聴いてみたいと思います。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2007.01.05

恩田陸:光の帝国-常野物語-

Hikarinoteikoku
光の帝国―常野物語 (集英社文庫)


【2007年1月5日読了 文庫 集英社文庫 集英社】

豊崎由美の『こんなに読んで、どうするの?』(ブックレビュー集。去年の暮れからちびちび読書中)でこの作品の続編『蒲公英草紙』のレビューを読んで、自分の誤解を知り(文庫を何度か見てたけど、タイトルと表紙から違う内容かと思ってて手を取らずにいたのでした)年末に購入。
『風の十二方位』を出先で読了した為、持って行ってた本の中から(軽いので書籍じゃなく文庫を持っていってました)チョイスして読み始め、翌日の夜に読了。◎!

東北地方にあるという「常野-とこの-」の人々は昔から特殊な能力を持っていた。
人々の記憶や思い出、書物などを「しまう」能力や遠くの出来事を察知する「遠耳」、未来予知する能力や長寿など…。そういう人々を取り上げた短編連作集がこの本でした。
読み進めて行く内に、「常野」という言葉は土地を指し示すものだけじゃなく、在野に散った一族一人一人を差す言葉でもあることに気付く。
ひっそりと普通の人々の間に生きる彼等だが、時には時代に翻弄され残酷な境遇に陥ってしまう事もある。特に、タイトルにもなった『光の帝国』から『国道を降りて』までに通じるエピソードには思わず号泣してしまいました。

ただ、これら連作集を読んでいると、どうやらこれから一つの物語へ向かって行く流れが見えて来て、個人的には「この先を読みたい…!!」と思ってしまいました。

それとは別に拝島一家の行方も気になる…!!
この一家の能力は前述の能力とは別モノに思えるので…うむむむ…!!

続編の『蒲公英草紙』もすごく読みたい!あー文庫まだ出てないけど、いいや書籍でも!
はぁ…出先で買ってくればよかったよ…。とほほ

+++

ネットで調べてみたら第三作目『エンド・ゲーム』も発売済みらしい!
…しかも、これ、前述の拝島一家の話みたい…(汗)ひえーっっ
二冊一気に買っちゃいそうだぁーっ

+ + +
Amazonのリンクをはってみたのですが!び、びっくり!
「光の帝国」の文庫、表紙が新装されているー!!
…こっちのほうがずっとずっとカッコいい…。。
いいなぁ…うらやましい…(爆) 2009.01.

そんなに読んで、どうするの? --縦横無尽のブックガイド
↑結局いまだに読了してなかったり(失笑)。
…だって書評読んじゃうと、なんだか本作品読む楽しみが減るような気がしませんか??(ヲイ!)
なので、該当する本を読んでから拾い読みするので全然読了しないのでした!(笑)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2007.01.04

アーシュラ・K・ル=グウィン:風の十二方位

Zyunihoui
風の十二方位 (ハヤカワ文庫 SF 399)


【2007年1月4日読了 小尾芙佐 他訳 文庫 早川書房 ハヤカワ文庫】

年末から読み続けてた、ル=グウィンの短編集。
今年最初に読了。◎

詳しい感想は後程〜

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2006.09.19

梯久美子『散るぞ悲しき』

Tiruzokanasiki
散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道


【2006年9月19日読了 書籍 『散るぞ悲しきー硫黄島総指揮官・栗林忠道』 新潮社】

◎ 感想はのちほど。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2004.12.12

村上春樹/安西水丸:象工場のハッピーエンド

【2002年7月25日読了 文庫 新潮社・新潮文庫】

最初のページを見たときに「え」と思った。
普通の文章ばっかりの本を想像していたら、本当にびっくりしてしまう。
安西水丸さんのイラスト、イラスト、イラスト。
それも子供の頃に垣間見た、50年代〜60年代の「アメリカ」を連想する様な、しゃれていて、それでいて片意地の張らないイラスト。
(でも書かれているアイテムは、森永のキャラメルだったりするんだけど)
村上春樹のショートショート(エッセイというよりなんかこういう感じがするなぁ)も、一遍一遍、レイアウトや文字のフォントやポイントが変わっていて、そのショートショートそれぞれの内容も全部関連ないし。
そして、安西さんのイラストとの関係も、「関係ない?」と思って見てると‥「いや、そうでもないかもしれない‥」と勘ぐってしまう程度に関わっていそうで、「読む」というより「見る」という感覚に溢れた一冊でした(村上の作品を読んで、イラストを描いたのかどうかは、巻末の対談で判明します♪)。
うん。楽しかった。
個人的にはこれは「文庫」の体裁より「書籍」の体裁のものが見たかったな〜などと思ったけど、残念ながらオイラが「村上春樹」を認知した時には、文庫のものしか手短な書店にはなかったのでした。
でもきっとこの本の書籍版は、おしゃれで、でも手にした人が構えずに楽しめそうな本じゃなかろうか。 と想像してみたくなったりして。

そういえば一カ所、面白くて思わず声を上げて笑ってしまった所があったんだけど、ラストの落ちを見て、残念だーと思ってしまった。本当だったら、ものすごくすてきでかわいいエピソードだったのにな。そのエピソードが、この世界のどこかで本当に存在していたら、こんなにすてきな事はないと思ったのだ。それくらいかわいかったな〜(オイラの中では)。
でも、オイラの中ではそう思っていよう(笑)。
【2002年7月25日記】

| | TrackBack (0)

村上春樹/安西水丸:ランゲルハンス島の午後

【2002年7月29日読了 文庫 新潮社・新潮文庫】

これも安西水丸さんと組んで女性誌に連載したもの。
薄いながら、前ページフルカラーで、安西さんのイラストもふんだんに盛り込まれてて見ていて楽しいおしゃれな一冊でした。
でも、「象工場〜」とは趣きが違うよね。こっちはやっぱり「女性誌」で掲載されていたなぁという雰囲気が漂っている。
でも、「村上朝日堂はいほー!」に感じた不快感はないね。
詳しい年代順は判らないけど、多分こっちの方が新しいんじゃないかな?
なんというか、「どの程度自分の考えを書くと不快にならないか」という「こつ」みたいなのを感じられる(まぁ、字数の問題もあるだろうけどね(笑))。
それと安西さんと一緒の本って、村上のエッセイの文章も楽しそうな感じがするな。
たとえば、一人の場合を「ひとりごと」とすると、安西さんとの共作の場合は「近しい友達に話を聞かせる」という感じがする。具体的に「受け取る側」がいる事によって、文章がリラックスして踊っているような感じがするのはなんでかなぁ〜。
安西さんのイラストも、村上の文章の内容と「一見関係なさそう」で「でも文章のイメージを広げていく」不思議な力を感じる。この一連の共作を目にするまで、安西さんのイラストをちゃんと見た事がなかったんだけど、しみじみ、「すごいなぁ」と思ってしまった。
【2002年7月30日記】

| | TrackBack (0)

村上春樹/安西水丸:村上朝日堂

【2002年7月28日読了 文庫 新潮社・新潮文庫】

「村上朝日堂 はいほー!」では、自分的に「いまいち」だったので、内心不安になりながらも読み始めてちょっとほっとしたのが正直な所。
この本も、村上のエッセイに安西さんがカットを書いたエッセイ集なんだけど、一番「はいほー!」と違ったのが、「一つのエッセイのページ数が短い!!」
見開き2ページ(その内の4分の1が安西さんのカットスペース)で終わってしまうのだ。
そのせいか、あまり物事を深く掘り下げて書かれていない(それでも端的な表現でぴしっと主張されているのだから、さすがだな〜と思う)分、読みやすく私には思われた。

読了。確かに楽しく、楽しく読めました。ごちそうさまでした。
【2002年8月2日記】

| | TrackBack (0)

村上春樹/安西水丸:村上朝日堂はいかにして鍛えられたか

【2002年8月2日読了 文庫 新潮社・新潮文庫】

(ちなみにこのパソコン(PB2400/ATOK12)の「むらかみあさひどう」の第一変換は「村上朝非道」になる(笑)。おかしいので紹介する)
 
「週刊朝日」で再連載されたエッセイをまとめた一冊。
オイラの方で、村上のこの手のエッセイに慣れてきたせいか、「はいほー!」の時のような不快感はほとんどなかった。
「裸で家事をする主婦がどれだけいるのか(全裸家事主婦クラブ通信)」とか「ラブホテルのおもしろ名称」とか「飛ぶ夢どんな感じで見ますか?(空中浮遊クラブ通信)」とか読者の意見が反映され、続報があったものも、そういう読者参加という展開も面白く、もちろん内容もおかしくて、いやー。楽しかったです。

そういえば、当然この本は村上春樹自身の考えとか傾向とかが表記されているわけだけど、もちろんそれに対して読み手である自分は、村上のそれと違っていて当然なのだよなぁと改めて考えたりもした。

例えば、私は映画館で映画を観た時は、エンドマークまで座って観て会場が明るくなってから帰るのが好きだし(結構口外してるので知ってる知り合いも多いが、つくづく私は「映画館」という場所が好きみたいなんですな。広くて暗くてほどよいクッションの座席(おそまつな所もあるけど)で「映画を観る」だけの、あの空間が。なので映画の内容とは関係なく、ぎりぎりまでその場を味わっていたいと思うからなんだろうなぁ〜と自己分析。ビデオで映画観るのってあんまり好きじゃないんっす‥。レンタルは期限付きなのでなおイヤ(笑))、でも総入れ替え制の最近の劇場はガッテム!だし(笑)。
最近単館ばっかりでこれまた楽しくないし(笑)。
結構二本立てって、見ようと思った映画より同時上映の方が面白かったりするんだよねぇ〜。
「バックトゥザフューチャー2」と「トレマーズ」とかね(笑)。
横道に思い切りずれちゃったけど(苦笑)、そういう風に自分を省みて自分の考えとか傾向について考えてみる時の対抗する存在として、こういうエッセイを読んでみるというのもいいかもしれないよなぁ。
‥逆に「同一化」してしまう人もいるかもしれないけどね(苦笑)。

今はもう閉鎖されちゃったけど、村上朝日堂HPではこういう内容がやりとりされていたんだろうね。
当時はこれらの本を読んでいなかったので、HPへ行ってみてもいまいち楽しさが判らなくてあまり行ってなかったのですが。
今になってみると、あのHPに行って楽しみたいなと思う次第。
もう遅いけどね(苦笑)。
【2002年8月20日記】

| | TrackBack (0)

立花隆:マザーネイチャーズ・トーク

【1997年読了 文庫 新潮社・新潮文庫】

これは友人Wから勧められた本で、その時は書籍を貸してもらった。
ところが、その後書籍を読めないうちに文庫化されたので自分で購入して(書籍は返した)読んだのでした。
思えば、「立花隆」の本と出会ったのは、この本がはじめてだったと思う。

「マザーネイチャーズトーク」は、当時の各分野の研究者によるその研究内容について面白く読める本だと思う。
例えば「サル学」とか「細菌学」とかって言われても、私たちはもちろん、十代の学生達には「どういう事を研究してるのかわからない」と思うんだけれども。
でもこれを読むと、その研究者が関わっている部分という意味で、その学問の一側面(でも非常に具体的にその内容を知ることが出来るし、また熱中している研究者の口を通して語られる言葉は、当然のごとくその研究、学問がとても楽しく面白そうに受け取れる)を知ることが出来るので、何かのきっかけになるかもしれないなと思った次第。
もちろん、そういう「面白さ」が感じられるくらいの話を研究者から引き出すことが出来たのは、インタビュアーの立花隆が事前にすごく勉強しているからだろうと思う。質問の内容が毎回またすごいんですもの(笑)。
それぞれの内容も長くないので読みやすいと思います。

これをまだ十代の義務教育時に読んでいたら、自分の進路を考えた時に、違う方向へ進んだのかもしれないな‥と思った事を覚える。
それと、立花隆という人物に対して敬意を感じた事も覚えている。
おかげで、その後、立花隆の本を手に取るようになったもなぁ‥(笑)。
【2002年8月記】

| | TrackBack (0)

立花隆:ぼくはこんな本を読んできた

【2002年8月8日読了 文庫 文藝春秋社・文春文庫】

村上春樹・安西水丸共作の文庫を、二冊ばかり買いもらしていたいた事が発覚して、それを買うまでの間〜‥っと、ふらふらっと惹かれてこの本を手にしました(笑)。
‥でもしばらく村上春樹ばっかり読んでいたので、読みながら混同してしまったところもあり。
個人的に、立花隆にすまないなぁと思ってしまいました。
(村上と立花の考え方の中に共通する部分もあって、まぁ、だからこそ混同したのかもしれないけどね)

この本の中は、立花の読書傾向ほかについての講演(後、自分の「仕事」という名の「自己欲求」(‥これを「知的欲求」「知的好奇心」と言っていた)についても語っていられた)や、資料として本を選び読む時のこつ、これだっと思う書斎の机や書棚の探訪、読書日記、妹尾河童氏による立花の書斎である「猫ビル」の内部披露などなど、個人的には羨ましかったり羨ましかったり羨ましかったり(笑)する内容が一杯でした(笑)。
特に本スキーにとっては、猫ビルに集約されるまでの資料や書籍の収納方法や収納場所の苦労話には、涙なしには読めません(ううう)。そして猫ビルの内部は涎ものです。すごいなぁ。いいなぁ〜(笑)。
そして私としては書斎の机についての文章に、大きくうなずいてしまいました。
そうなんです。既製の机って小さいと思うんです。そして、ものを書(描)いたりする中で力が加わると、確かに小さく揺れるのです。
というわけで、ちょうど個人的に事務机から大きくてちょっとやそっとじゃ揺れなさそうな頑丈な作業机に変えたいなー(大きいカラー描いたり出来るのがいいなぁ〜)と思っていたので。
でもまぁ実際そういう机を入手出来るかどうかは‥(遠い目)。

しかし、この本を読んでいて、立花隆という人が自分の「知的好奇心」に対して本当に、真正面から向き合って、そしてそこには変な打算や改竄などが見あたらなくて、言葉は間違っているかもしれないけれども「誠実な」人なのだなぁと(それは自己の「知的好奇心」に対して誠実ということ)、つくづく思いました。それは、立花隆関係の本で初めて読んだ対談集「マザーネイチャーズトーク」の時に、感じたことではあったけれども。
本当に、惜しみなく勉強する人だし、それが楽しくて楽しくてしょうがないというのがありありと感じる。だからこそ、私は立花隆の論文やレポートを読み続けているのだろうなと思います。
そういう所で立花隆の文章は信頼しているのだろうな。
【2002年8月記】

| | TrackBack (0)

中山可穂:ダグラダ・ファミリア【聖家族】

【2002年2月1日読了 文庫 新潮社・新潮文庫】

数年前に(確か)この作家の「猫背の王子」という作品を読んだ。
メル友のHが勧めてくれたのだ。
その作品を読んだ時に、自分的には熱狂して読んだというわけではなかったかと思う(おそらく、ヒロインのミチルのキャラが好みじゃなかったかと思うのだが(苦笑))。
それでも「もうこの人の作品は読む気はしない」とまでは思わなかった。
非常に私的な感想だけど、その点が昔読んだ「ナチュラルウーマン」とは違う所だと思う。

そういうわけでこの文庫を購入して、札幌へ講習に向かう道すがら読み始めたわけ。

正直面食らってしまいました。私、この本を読んでる最中ずっと泣きっぱなし!(笑)
汽車に乗っている間に読み切ってしまったのですが、それでもずっとぽろぽろ涙が止まらなかったですね。隣が空席で助かりました。

内容的には、ピアニストでゲイの「ガリ」こと石狩響子が、最愛の人成島透子の忘れ形見である息子の桐人を引き取り、桐人の遺伝子上の父親に当たる男の元恋人高橋照光(照ちゃん)と三人で家庭を作るまでの話。
‥こう書くと身も蓋もない?(苦笑)つか、これだと「三人で家庭を作ってからどういう事がおこったか?」と思っちゃうかもしれないけど、本編では「三人で暮らすことにした」で終わっている。
本編は、ガリがどれだけ透子の事を愛しているか、その感情が綴られている。そして透子自身も大変魅力的に描かれている。そうして、でも簡単に「一緒に暮らしましたとさ。めでたしめでたし」とならない問題もちゃんと描かれている。
オイラ自身、透子の想いに「そうだよな‥」と納得するところがものすごくあった。
それでいてガリの欲求もすごく判った。

個人的には、ガリのスポンサーであった梅ばぁ(梅林という人)と、ガリとの絡みの部分がすごく好きだったりする。梅ばぁは全盛期は「赤坂のジャンボ」と呼ばれるような実業家で、女性ながら常に男装をしている人だった。
この人がガリのピアノの才能を見抜いて、援助し続けてきたのだ。
最初は体の関係もあったみたいだけど、今はそういう所は越えてしまっている。精神的にものすごく「許し合っている」「信用することさえも意識していないほど信用している」というのが感じられる関係だ。それだけじゃなく、梅ばぁをかばってガリはその左指に傷を負い、第一線から退いてしまう事になったという過去もあったりする。そういう二人のシーン‥。
特に、透子が亡くなって、ガリが入院している梅ばぁの所へ行って、ただただ泣いてしまうシーンと、ガリがピアニストとして第一線にカムバックするコンサートへ、病院から正装して(でも点滴の袋はぶら下がっている)梅ばぁが駆けつけてくるシーン。
もう私は号泣でした。

多分非常に個人的な事だけれども、その当時の私の精神状態とシンクロする部分がものすごくあったのではなかったか‥と今になってみるとそう思えます。正直せつなくてしょうがなかったですね。
でも、この作品の‥というかこの作家の好きなところは、同性の関係でありながらも、その向こう(将来というべきか?)にはポジティブな空気を感じるところなのではなかろうか。
どんなにつらくてもなんでも、自分は明日も生きていく。生きて、何か(幸せ?)を感じて生きていくのだ。
そういう雰囲気を感じられる所が本当にすきだと思う。
多分、自分の中での受け止め方で、ナチュラルウーマンとの違いが、これなのではなかろうか。

そういう風に感じながら泣けたので、個人的には読了後落ち着くことが出来て、とてもありがたかったです。そうして、中山可穂の作品をしばらく読み続ける事になってしまいました‥(笑)。
【2002年2月記】

| | TrackBack (0)

2004.12.09

夢枕獏:陰陽師 生成り姫

【2001年11月18日読了 書籍 朝日新聞社】

『陰陽師』映画見ました。この前(映画の内容については割愛)。
この合間にオイラ『陰陽師 生成り姫』夢枕獏を読んでたのですね。
映画の中にもこのエピソードが盛り込まれてて、オイラ結構ぐっときてしまいました。
せつない話だよね〜〜〜。

で、ふと自分がどこで「陰陽師」やら「安倍清明」やらの事を知ったのか??と思い、いろいろ考えてみたのです。

……お、思い出せない……(汗)。

微かな記憶の中に浮かんで来るのは、高校時代に、オリジナルアニメビデオ化された『孔雀王』(うはー懐かしいですなーーー♪)の中で、この「安倍清明」云々が絡んで来ていた事。
…なんでこんなん覚えてるかッツーと。…あのね。
この漫画が連載されてたヤンジャンで、こういう企画があったのですよ。
「アニメビデオに登場する「高原琢磨(だっけか?)」のキャラ設定してみましょう!」っつーのが。
オイラこれに応募したんですよ(爆笑)。
どっかにその時のコピーがあるはず…(あったらアップしちゃおうと思ったんだけど)。
それで、その時に穴が空くほど、キャラの背景説明を読んだのです。
そこにあったのですね。「安倍清明」という名が。
(ちなみにオイラは、記念品があたったのです。名前も紙面に出たのね〜〜♪…物は来なかったけど(吐血))
でも、多分その前に、オイラ知ってたはずなのですよ。
役小角とか、修験道がどうのって。うーんうーん。

は。

ひょっとして……(汗)。
某学研から出てた(る?)『ムー』からか!?!?!?(滝汗)

…ちょっといやーん!なはじめてだな〜〜(汗)。

でも、某テレビ番組で「今『陰陽師』がブームで!」とかって言われると、思わず吹き出して、「ブームってか〜〜!(爆笑)」って突っ込んでしまうオイラでした(笑)。なんかな〜もう(失笑)。
【2001年11月25日記】

| | TrackBack (0)

夢枕獏:陰陽師 付喪神ノ巻/陰陽師 鳳凰ノ巻

【陰陽師 付喪神ノ巻 2001年11月5日読了 書籍 文藝春秋社】
【陰陽師 鳳凰ノ巻 2001年11月6日読了 書籍 文藝春秋社】

実は、まだ読んでなかったんですね〜〜〜(汗)。
二冊とも、陰陽師 安倍清明と源博雅が登場する、短編連作集。
前ニ作を読んでから今までかなりタイムラグがあって、どういう語り口だったか忘れてしまってましたが、読んでみると。
ああ、そうそう!
清明と博雅の二人が出会う事により、諸々の呪を払うアクションへ続いて行く(そうなんよ。どちらかだけの出来事だけでは話は進まないのだ。二人が出会って、酒なんぞを酌み交わして、ふにゃふにゃするという儀式(だあね)があって、話が展開していくんだよね〜。面白い)それを短編小品でするりと読めるのがイイ感じでしたん。
最後のおちが、結構ほろりときてね。
それに、久しぶりの獏センセイの文章も重力が軽くてイイテンポで。
やっぱりいいな〜〜♪
【2001年11月11日記】

| | TrackBack (0)

2004.11.28

喜国雅彦:本棚探偵の回想

【2004.11.27読了 書籍 双葉社】

近くの本屋にて偶然発見して購入した。
喜国雅彦は小学館で四コマ漫画家として知られている。
しかしオイラが持っている本は喜国初(という話だが?)のストーリー漫画「月光の囁き」全6巻だけ。(この月光の囁きは…個人的にかなりキタ内容でした…。バイブルかもしらん(笑))

その次に手に入れたのが、この「回想」。
…喜国のファンの方に怒られちゃうかな?(汗)と内心ドキドキしてますが、まぁその辺はお許し下さい。
元々が絵描きの喜国氏が、大好きな探偵小説ものやその他書籍にまつわるエッセイをまとめたものがこの本。「回想」の前に「本棚探偵の冒険」が出版されているが、現在在庫切れで手に入らない(残念だぁ)。

で。先に簡単に「書籍にまつわるエッセイ」といってしまったのだが!
読んでみるとめちゃくちゃ面白い。
何回かの連載になることが多い企画ものも楽しいし(「探偵小説トレーティングカードを自分で作ろう!」とか「足フェチネタのアンソロジーを編んでみよう!」とか「ないなら自分で選んでみよう!20世紀探偵小説文庫全集」とか…(笑)。なんかバカバカしいのかもしれないけど、その試みがすごく楽しそう!…って思わない??(笑))、古本に賭ける情熱には、絶版本を求めてわざわざ東京まで行った事のあるオイラにとっては、握りこぶしを作って頷いてしまう(笑)。喜国が大好きな探偵小説に対する蘊蓄も門外漢が聞いても楽しいものだし、時々登場する「本バカ」な人間に、「明日の我が身」を見て旋律したりもします(失笑)。
本を読むのが大好き。本を集めるのが大好き。本屋(古本屋)にいるだけで心が癒される。
そんな人間は楽しんで読めると思う。

とりあえず、「本棚探偵の冒険」を探して絶対読みたい!!と思ったオイラでした。
それと東京に行った時は池袋のジュンク堂にもいってみたいなぁと思ったりして(笑)。

+++

実は、「本棚探偵の冒険」はAmazonのマーケットプレイスに予約注文しちゃいました(笑)。
誰か出してくれないかなぁ〜〜初版本じゃなくていいから〜〜(爆笑)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2004.09.30

J.D.サリンジャー:The Catcher in the Rye

【2004年9月30日読了 訳:村上春樹 書籍 白水社】

本日読了。
これは去年発売された、村上春樹訳の本だ。
なじみがあるタイトルは「ライ麦畑でつかまえて」だ。

いや、もう、一言。

「ものすごく面白かったっ」

ただただただ、むさぼるように本を読んでしまったよ。
なんつーか、オイラ的には「内容が面白い」というより、「読む行為がめちゃくちゃ面白い」っていう感じだった。

すごいよ。すごいよ。

村上春樹が苦手だという人間でも、「書痴ならば読め!」って思う。
正直いって、オイラ、翻訳モノでこんなに読む事に集中できた本ってないかもしらん‥(放心)。

放心のまま、「翻訳夜話2 サリンジャー戦記」を読もうと思う。
そして金が出来たら、野崎訳の「ライ麦畑〜」も読んでみようと思うのだった‥(笑)。

+++

「キャッチャーインザライ」は凶行を行ってしまった犯人がしばしば愛読してしまう書物だと知られているが、オイラが読んでつくづく感じた、この作品の魅力は、主人公ホールデン・コーンフィールドの語り口だった。
もちろん翻訳なので本当の文章がどういう語り口なのかは原文を読むしかないのだが、村上訳はリズムがあってするするすると読めてしまった。
かといってするりと流してしまうかというとそうじゃない。ホールデン・コーンフィールドの抱えている「どうしようもなさ」がずっしりと胸に来てしまう。
十代の、ブルジョワな家庭に属する男の子の、青臭い悩みといえばそれだけかもしれないが、しかし、その「悩み」「絶望」は間違いなく彼の中にある。
それは「絶対的」なのだ。
それを第三者の悩みや絶望と相対化して優劣を決める事は、この作品を読む時に正しい方法とは思えない。
ただただ、オイラ達読み手は、ホールデン・コーンフィールドの「悩み」「絶望」(そして、叶うなら「希望」を…)を読み感じるだけだと思う。

ちなみに。
「翻訳夜話2 サリンジャー戦記」読了済み(これについてはまた別の機会に)。
野崎訳の「ライ麦畑〜」は購入済み。読むのはもうちょっと先になりそうです

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2004.03.30

佐藤亜紀:でも私は幽霊が怖い

【2004年3月30日読了 書籍 四谷ラウンド】

オイラはめちゃくちゃ後悔している。
なんで!オイラ、佐藤亜紀さんのエッセイ集(主に四谷ラウンド刊)全部購入しておかなかったんだろう!!!

それは今からン年前…当時オイラがつきあっていた人からいわれた一言が今思えばネックになったんだと思う。

いわく「雑誌で佐藤亜紀のエッセイを読んだんだけど、第三者をけなしてばかりで不快だった」。

その時、オイラは別な作家で、作品自体はすごく好きだけどあとがきが阿呆すぎて、毎回そのギャップに違和感を感じていた(個人的にその別な作家のあとがきは作品にとってはマイナスでしかなかったと思う)、そのことを思い出し、うかつにも佐藤亜紀さんに対してもその例を当てはめてしまったのである。

「そうか。佐藤亜紀のエッセイは読まない方がいいんだな」と。

あああ、、、オイラのバカバカバカ。
その後間を置いて、ある本屋でこの「でも私は幽霊が怖い」と「陽気な黙示録」(ほかにも数冊エッセイがあった)を見つけて購入はしたものの、なんとなく全部を購入することをためらったのも、四谷ラウンドが倒産してしまった時も(がががががーーーーーん)「お金ないんだよねぇ〜」といういいわけの元に、やっぱり購入をためらったのも、佐藤亜紀さんのHPの雑文をなんとなーーーーく読まずに来ていたのも、なんだかんだいって、前述の一言がひっかかっていたんだと、今のオイラは思う次第。。

そしてこの本を読んで、オイラの、周りの意見に左右されてしまう日和見性格を大いに恨むことに…(とほほほほほ…)。
確かに佐藤亜紀さんのエッセイは端的で辛辣である。
でもその後ろにはなんだかうまく言えないけど、「はっきり云う事」に対してのおとしまえをつける決意のようなものをひしひしと感じるのだ。
そこにオイラは佐藤亜紀の「誠意」をすごく感じ、不快を感じる事なく読む事が出来た。
もちろん、彼女が発する意見見解すべてに対して是とはいわない。
でも、その意見にいたる過程と理論については納得することができる。
そういう瞬間はオイラにとって、とても至福の瞬間でもある。

それに、誤解を招かないような単語や語句や文章の使い方には正直舌を巻く。やっぱり文章力のある人なんだなぁと改めて感じた。

あああああーーーーーつくづく…なんで買わなかったんだろう。。。

とりあえず、
「検察側の論告」四谷ラウンド刊
「ブーイングの作法」四谷ラウンド刊
「皆殺しブックレビュー」四谷ラウンド刊
「略奪美術館」平凡社刊
「中学生の教科書」四谷ラウンド刊
これらの本を熱烈捜索中です(笑)←かなり本気…!

+++

ちなみに、この後Amazonのマーケットプレイスのおかげで、「中学生の教科書」以外全部入手する事が出来ました!(もちろん次々と読了!)至福の時でした‥よかったよかった★
【2004年12月記】

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2004.03.24

平野啓一郎:日蝕

【2004年3月23日読了 書籍 新潮社】

15日に読了した「鏡の影」に引き続いて数年越しにやっと読了できました。
オイラが最初にこの本に興味を抱いたのは、最年少(当時)の芥川賞受賞というよりも、選考委員の評のわけのわからなさにあった(失笑)。
ここに詳しい評の内容を保存していないのが、とても申し訳ない…。。
なのでオイラのおぼろげな記憶によるしかないんだけど…。
評を一読して思ったのは「選考委員はなんでこの作品を選んだのかが自分でもわかってないのではないか?」ということだった。描かれている内容については「理解することができない」。「よくわからない」(あくまでもオイラの記憶だが)でも「若いのに文章がすごい」ので「こりゃ受賞させなくちゃだめだよね!」ということで受賞したのかな。という事くらいしかわからない。

もちろん、この本の内容については「どうやら西洋のキリスト教がらみの内容らしい」としかオイラには分からなかった。
これじゃあ「いったいこの「日蝕」ってどんな内容なんだよ!?」と思うじゃないか?
一番読んでて納得できたのは、美容院で読んだ雑誌に掲載されていた平野氏自身のインタビュー記事だった。

でも購入までしたのは、やはり、数年ぶりに(当時)書店で発見、購入した佐藤亜紀さんの「鏡の影」(ビレッジセンター刊)の存在があったのは間違いない。
この「鏡の影」は当初新潮社にて書籍として発売していたようだ。
しかし、この「日蝕」が芥川賞に選考されてた前後に絶版扱いとなる。
そのいきさつの中で、佐藤亜紀さんは他の作品である「バルタザールの遍歴」「戦争の法」の版権も、新潮社から引き上げてしまう事になったようだ。
なぜこんな事になってしまったのか?
HPにもいきさつが掲載されている様だったが、オイラは、そういう周辺の事情を知る前に、まず、本を読みたいと思った。
「鏡の影」、そして「日蝕」を実際自分で読んでみないとナニも言えないし、そして情報を知る権利もないような気がしたからだ。
しかし、その決意が結実するのに数年かかってしまったのは…我ながら失笑ものだけどね(苦笑)。

そして今日。2冊読み終わって思う事。
「日蝕」の感想から。
この作品は15世紀のパリーイタリアが舞台になる。宗教を学ぶひとりの学徒が錬金術の果てにある奇蹟を求める内容である。
その具体的な内容、顛末についてはオイラとしてはとりわけて驚愕した内容ではなかったです(「あれはいったいなんだったんだろう??」と謎に思うこともあるけどね。でもそれは学徒である語り手にも謎なので、それはそのままになってしまうんでしょう…)。
しかし、特筆するなら。平野氏のその文章が一番驚いたといえば驚いたかも!
ためしに本文の一部を引用したいと思います。
…これが当時(1998年初版なのでその数年前執筆と考えた方がいいよね)22-3才の若者が書いたと思って読んでみてください。

「これより私は、或る個人的な回想を録(しる)そうと思っている。これは或いは告白と云っても好い。そして、告白であるが上は、私は基督(キリスト)者として断じて偽らず、唯真実のみを語ると云うことを始めに神の御名に於て誓って置きたい。誓いを此処に明(あきらか)にすることには二つの意義が有る。一つは、これを読む者に対するそれである。人は頗(すこぶ)る異常な書に対して、径(ただ)ちに疑(うたがい)を挿(はさ)むであろう。私はこれを咎めない。如何に好意的に読んでみたとて、この書は所謂、信を置く能わざる類(たぐい)のものだからである。多言を費して無理にも信ぜしめむとすれば、人は仍(なお)その疑を深めゆく許(ばか)りであろう。然(しか)るが故に、私は唯、神に真実を誓うと云う一言を添えて置くのである。…」

なんじゃこの文章は!?とオイラはびびりました。
ルビをふってくれないと読めない漢字が思いも寄らない場所にばんばん出てくる(笑)。
…オイラは文脈から適当に読んでましたけどね(失笑)。確かに、15世紀に生きている人間の回顧録という体裁なんだから、文章が口語体では格好はつかないよなとは思うけどね。
…でも、まぁオイラとしては20そこそこの若者がこういう文を書いたのか??と思うとやっぱり驚いたわけです(これが、ある程度の年令のいった人が書いてたらこんなに驚かなかったと思う…)。
そして、、平野さんには申し訳ないなぁと思いつつも、(確かに力のある人なんだろうなと思ったしね)この「若さ」と「文章」のギャップが、選考委員の心をがっちりと掴んだんだろうなと思うわけです。
(そう思うと、冒頭で書いたわけのわからない選考委員の評はすごくまっとうだったんだろうなと思うのね…(笑))
こうして納得したオイラ。
ただ彼の作品をこの後も書籍で読みたいか?というと…そうでもないな…。読むとするなら文庫でかなぁ…(ヲイ)。

そして佐藤亜紀さんの「鏡の影」(新潮社からは1993年初版で書籍出版)との関係(?)については…確かに舞台設定といい錬金術絡みの、奇蹟への追求という筋立てとテーマは同一のものではあるけれども、、多分、同一社である分、平野氏がこの作品を目にする機会の可能性もあるだろうし、そしてインスパイアーを受けた可能性もあるだろうと想像できる程度の一致…明らかな「ぱくり」は目にする事もないわけで…。

オイラが一番納得できないのが、「なぜ「鏡の影」を絶版にしてしまったのか?」という事につきる。

下世話な目線から見たら、「芥川賞を受賞できるかもしれない自社出版の作品の傷になりそうな存在は排除しよう」という出版社側のあさはかとしかいいようがない意識を感じてしまう。
そして、多分、問題はこの一点につきるんだろうなとも思う。

オイラはただ、平野氏もそして当然佐藤亜紀さんもこんなふんどしの小さいバカバカしい問題に足を引っ張られないように、創作活動を続けて、作品を提供してほしいと切に思ったのでした。
特に!当時執筆途中の伝記「メッテルニヒの仕事」400枚(以上?)を廃棄してしまった事は…読者としては悶絶ものでした…(涙)。あうううう…いつか、読める事を祈りつつ…。

(平野氏の「日蝕」の純粋な感想じゃなくてごめんなさい。でもどうしても抜いて考えられないのよ〜〜)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2004.03.20

佐藤亜紀:鏡の影

【2004年3月15日読了 書籍 ビレッジセンター】

オイラは佐藤亜紀の熱心な読者か?というと必ずしもそうとはいえない。
なぜなら、佐藤亜紀さんの存在を知った「バルタザールの遍歴」はすでに文庫になっており、その後「戦争の法」も文庫に。書籍として発売していた頃には全く手にすることはなかったからである。
なので、この「鏡の影」がはじめて手にする書籍だった。
…といってもビレッジセンターから復刊されたものだけどね。

この書籍の帯がまたすごかった。「見えない力で絶版にされた文壇・出版界騒然の問題作を完全復刊」…なんだこりゃ??(笑)。

2000年当時冒頭を読んで一度中断していたこの作品。
去年の暮れから京極漬けのオイラが、京極夏彦の妖怪小説を一通り読了し(ホントは中公社から出てる「覗き小平次」を読もうと思ったんだけど、見当たらなかった(失笑))、次はナニをよもうかな…と本棚を見てみたら、、ふとこの「鏡の影」がオイラを呼んでいた…(笑)


内容は16世紀のドイツを舞台にした異端を巡る物語なのですが、「バルタザール〜」と「戦争の法」などなどを読んだ事のある人は、佐藤さんの芳醇な(としかいいようがない)文章に悶絶する事うけあい。読書中アドレナリンでまくり、興奮しまくり、「本を読む」快感に思う様酔った一冊でした。

そして読み終わった後、この作品が復刊してくれてほんとーーーーーーーに良かった!!
絶版したまま、この作品を読む事ができなかったら……オイラにとって多大なる損失だったと思う。
ありがとう!ビレッジセンター!!(涙)

しかし、現在ビレッジセンター版の書籍も絶版となり、書店にて入手できるのはブッキングより出版されている書籍(新書?)版。「戦争の法」もブッキングから復刊してます。「バルタザールの遍歴」は文春文庫から復刊されてるみたい。興味のある人はぜひぜひぜひ!一読してほしいです。そして佐藤亜紀さんの描く世界に酔いしれてほしいです。

余談:ビレッジセンター版には、後に評論家小谷真理の解読「盗まれた知恵の果実」が収録されてたんだけど(これは一読の価値あり!)ブッキング版に収録されてるのかなぁ……。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2002.07.23

村上春樹:村上朝日堂 はいほー!

【2002年7月23日読了 文庫 新潮社・新潮文庫】

村上春樹のエッセイ集なのですが。
うーむ、一言で言うと、「説教臭くてうざい」という感想が強かった一冊でした(苦笑)。
小説はもちろん、村上の旅行記はかなり好きで(先に私は旅行記を読んで惹かれたくらいなので)、読むのが楽しみなのですが。
これは、なんつーか。
重箱の隅をつついているイメージが大きくて、私等はそれこそ「なんでそんな所をほじくりたがるのかなぁ?」と首をひねってしまう所が多々ありました。
‥首をひねるどころか、不快に思うところもあったりして(こそそっ)。

でも、村上自身の視点のありようとか、こだわりなんかが垣間見られるという点では読んでみてもいいのではないでしょうか。(後、物事に対してアンチテーゼ的意見として捕らえるのもいいのかもしれないですね)

時期的に昔の(1980年代初めから半ばくらい)エッセイなので、逆にいろいろひっかかるのかもしれないね。私が以前読んだ「うずまき猫の見つけ方」や「いずれ哀しき外国語」はおもしろく読むことが出来たから。

とまぁいろいろマイナスの事を書きましたが、その中でも結構面白く読めたものもありました。
(「面白く」の中には、気持ちが面白かったばかりではなくて、村上の表現に感じる所があったという意味でもあります)
「有名ということについて」
「オペラの夜」
「チャンドラー的〜(ちゃんとしたタイトル忘れた(汗)判明したら訂正します)」
「ピンボール云々」

辺りが今も思い返してしまうエッセイです

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2002.07.13

村上春樹:国教の南、太陽の西

【2002年7月13日読了 文庫 講談社・講談社文庫】

今まで読んできた村上作品と、一読して匂いというか、手触りというか、非常に感覚的な部分だけれども、その「何か」が「違うな」と思ったのが一番大きかったです。
タイトルを私なりに意訳すると、「ここではないどこか(へ行くことを焦がれている。もしくは行けなくても、ここよりましな何かが存在することを心に想像する事)」となります。
そして、それはまさにそのままこの小説の内容に通じると言えるように私には思われました。
そういう話です。
主人公である「僕-はじめ」が、「そのここではないどこか」との関わりをどうしていくのか。
またはどうなっていくのか‥は、実際読んでみて、それぞれの解釈によって違うような気がすごくします。
ところで。
村上は一人称小説が多いのだけれども、この作品では「まっとうに一人称」していて私は内心で驚嘆しました。いわく、「僕-はじめ」が知ること以上の事は明らかにならない。のです。逆に言うと、もちろん「僕-はじめ」が知らないことは(つまり彼に語られない第三者の「話」は)わからないまま、物語は終わっていくのです。読者にも「謎」のまま。
ということは、その「謎」を「解く」事がこの作品のテーマではないということではないか。とも私には思えます。
おそらく、「謎」を提示された「僕-はじめ」のその心の動きや対応などの方に作品のテーマが存在しているように思われるのですが。(「謎」はこの場合単なる「自己-僕-を映す鏡」でしかない?)
その様に考えてみると、この作品はちゃんと行き着く先まで行き着いて終わっているなと私には思えるのです。
【2002年7月記】

| | TrackBack (0)

2001.11.11

宮部みゆき:寂しい狩人

淋しい狩人 (新潮文庫)

【2001年11月2日読了 文庫 新潮社・新潮文庫】

古本屋の雇われ店長のイワさんと孫息子の稔が、本屋に来るお客さんの持って来る問題を解いて行くという短編連作集。
場所は「古本屋」だけども、話のメインは「本の内容」ナドではなくて、登場する人物の内面に焦点がある。
決して明るい内容ではなかったり人間の気持ちの裏側を覗くような、気持ちが暗くなってしまうような顛末もあるけれども登場人物がその悲しみの中で、でも顔を上げて明日を生きて行くような姿勢が伺えるのがやはり「宮部節」だな〜と思う次第。
『歪んだ鏡』は個人的に印象強かった。
また、イワさんと稔に出会いたいな〜。

| | TrackBack (0)

2001.11.04

宮部みゆき:あやし〜怪〜

あやし―怪

【2001年11月3日読了 書籍 角川書店】

こっちは江戸もの〜うい〜久しぶり♪これは書籍をえいえいっと買ってみたもの。
やっと読めるよ。
これは話の中で不可思議な事が起こってしまう短編連作。
普通の人が「江戸時代」と聞いてそうぞうするのがどういうものかは判らないけどオイラが宮部さんの江戸ものを読んでて、いいな〜と思うのが、丁稚奉公をしている子がメインに描かれている所。
「強制労働」なんて言われてしまうかも知れないけど、お店で仕事をして行く中で、行儀作法を教わったり読み書きを教わったりもできたりするその姿に、今とは違うシステムが見えて行くのがオイラには面白く感じたりします。
でも、やっぱり「あやし」というだけあって、背中がひやりとするシーンもあって、最後まで面白く読めました〜。
あれれ?好きな話を書こうと思ったら本が見当たらない…(汗)
【2001年11月11日記】

+++

なんとその後、間違えて文庫を購入してしまい、先日は読了してたことをすっかり忘れて半分くらい書籍を(しかも書籍!なんで文庫じゃなくて書籍を…(失笑))読んで「…どっかで読んだ記憶があるなぁ…(汗)←当たり前」と悩んでしまいました(爆)。
「はっ」と気付いて書籍の後ろの読了メモ(自分の備忘の為に本に書いてる)を見つけて思いきり脱力。
…とうとう、役に立ってしまったなぁ…読了メモ(失笑)。
【2004年12月8日記】

| | TrackBack (0)

2001.10.16

宮部みゆき:魔術はささやく/返事はいらない

魔術はささやく (新潮文庫)

【魔術はささやく 2001年9月26日読了 文庫 新潮社・新潮文庫】

返事はいらない (新潮文庫)

【返事はいらない 2001年10月8日読了 文庫 新潮社・新潮文庫】

久しぶりに「積読ラック文庫入れ」からチョイスしようっ!と思って、宮部さんを手にするオイラ。
どちらかと言えば、「江戸もの」に親しんできたので、宮部さんの「現代もの」を意識して読んだのはこの時なんじゃないかな?

で、『魔術はささやく』。
はぁ〜〜〜〜…。めちゃ面白かったぁ〜〜〜。
まー謎解きな話なので、内容には触れられないんだけど。
宮部さんの視点は、その、「謎解き」じゃないんだよね〜。
そこにいる主人公(男の子なんだけど、このコにもいろんな過去等があるわけよ)の心の問題が実はメインだったわけで。
ちゃんとそれが決着ついたラストが。
オイラ読んでて「ぐっ」ときてしまったよ〜。

うん。やっぱりオイラ宮部さん好きだわ。

以前『龍は眠る』を読んだ時に感じてた、宮部さんの視線の暖かさがすごく好きだわ。
中にはそれが「甘い」と言う人もいるかもしれないけど、オイラはそれがいいと思う。

『返事はいらない』は短編集なんだけど、一作一作が、これもまた面白かったな〜♪
というわけで、ただいま宮部みゆき読み続き中ですわん。

| | TrackBack (0)

石田衣良:池袋ウェストゲートパーク/少年計数機

池袋ウエストゲートパーク

【池袋ウェストゲートパーク 2001年9月9日読了 書籍 文藝春秋社】

少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉

【少年計数機 池袋ウェストゲートパーク2 2001年9月10日読了 書籍 文藝春秋社】

ええ。買ってたんですよ(笑)。
堤幸彦監督が、長瀬と加藤あいちゃん出演で作ったドラマの原作ですよ。
…そう言えばこのドラマのテーマソング、清春(SADS)が歌ったよな〜(にやり)。
って関係のない事は、まぁ置いておいて(笑)。
真島マコトやKING(タカシ)のキャラ設定がドラマとはちょいと違いますが、それはオイラから見たら、「適材適所」という感じだと思いますね。語り手のマコトがドラマの様に、「勘がたよりの野生児!」だったら、小説が進まないもんね(笑)。
短編連作な内容なので、一話一話に事件とその顛末があるわけだけど。
結構、「やりきれないな〜」な内容だったな(とほん)。
特に、オイラ的には『少年計数機』のラストの話な〜…。
でも、文章が粘着質じゃないというか、どこか乾いてて、でも冷たくなくて、読んでる側が落ち込み過ぎないですんだのが、この人の文章の特徴のような気がする。
それに、「池袋」の空気みたいなのもとりこんでるような気がするしね。
それも魅力かなー。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

佐竹一彦:ショカツ/刑事部屋/新任警部補

ショカツ

【ショカツ 2001年9月9日読了 書籍 角川書店】

刑事(デカ)部屋 (角川文庫)

【刑事部屋 2001年9月10日読了 文庫 角川書店・角川文庫】

新任警部補 (角川文庫)

【新任警部補 2001年9月17日読了 文庫 角川書店・角川文庫】

前回『警察庁公安部 侵入捜査』を読んで他の本も読んでみようと、購入してた本を制覇(笑)。
や〜この方の文章は、イイ意味で「癖がない」のがいいですね。
かと言って、内容が希薄だというんじゃなくって。
筋なども読んでて、「面白い」と思えるものだしね。
御本人が元警視庁警部補という現場の人間だったせいか。
いや、そうだからこそ出てくる発想が、オイラは好きですね。
それに、登場人物が「スーパーマン」じゃないしね。「普通の人」なのですよ。
それもなおのこと、オイラはいいな〜と思うわけです。
また本見つけたら、読んじゃおうっと♪

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2001.08.28

佐竹一彦:警察庁公安部 潜入捜査

警察庁公安部 潜入捜査 (カドカワ・エンタテインメント)

【2001年8月28日読了 書籍 角川書店・カドカワエンタティメント】

先週末、泊まりで出かける時に「とりあえずー」って感じで、本棚に入ってた未読の本をひっつかんで持っていった。

それが、『警察庁公安部 侵入捜査』 佐竹一彦だったりー。
何クール前かの某テレビ番組(TO@IOの松岡君が出ていた『ショカツ』ですな)の原作がこの人の本だったので、何冊か本を買ってたのですが読んだのは今回が初めてでした。

警察庁公安部の特務捜査員として、「死の商人」(おおお〜タロンか〜っ!?(爆笑)<「紅い牙」)と疑われている某商社へ潜入し情報収集〜潜入捜査している加納の話(ま。スパイということだあね。)。
この「潜入捜査」っていうのが、徹底してるのだー。
警察学校在学中に公安部によって、教育を受けて「新入社員」として商社へ入社。
それから32才まで二足のワラジを履き続けてる(もちろん警察学校の在籍記録は抹消)。
記録やメモは一切残さず、すべて記憶の中に情報を記録している。
…オイラには絶対ムリだな(爆笑)。
その、捜査目的は「国家の利益」を守る為だというから〜もうもう。うむむー。

詳しい内容は、明かせないけど(だって〜面白さが半減するわーん)、ラスト、個人的には「こ、こういう展開になるかいっ!?!?」と驚いたッス。
うーむ。このカラクリは…どうなんだろうな〜??
「面白い」って思うか、「え〜つまらんっ」って思うのか、結構分かれそうな気がするな。
でも、オイラは「どうせならこういう大風呂敷広げてくれた方がいいな〜(笑)」と思ったけどね♪

文章も読みやすいので、他の作品も読んでみようかな、と思えました。
でも感想は言いづらい〜(苦笑)。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2001.05.02

佐藤亜紀:1809 ナボレオン暗殺

1809―ナポレオン暗殺 (文春文庫)

【2001年5月5日読了 文庫 文藝春秋社・文春文庫】

そんな中面白くって一番読了しそうなのが『1809 ナポレオン暗殺』。
や〜この人の書く貴族って本当の「貴族」って感じがする〜〜!!
や〜外国映画で映像化してほしいな。
うん。ちなみに文春文庫だよん。ふふへ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2001.04.09

花郎藤子:ウルバンの月

ウルバンの月 (白泉社花丸文庫)

【2001年4月9日読了 文庫 白泉社・花丸文庫】

続けて花郎藤子さんの『ウルバンの月』を読了。○
すごいじゃんオイラ(笑)。
花郎さんといえば、個人的には『禽獣の系譜』とか『黒羽と鵙目』とか『あぶない放課後』シリーズとかジュネものの向こうに「語りたい事」があったり(だから「男」という性別でよりも「人間」として愛情や執着を感じている様な気がすごくする‥)、ひとすじ縄じゃいかないような裏の設定を感じてしまう話を連想しちゃうんだけれども。
この話はあんまりそういう「策士」的な感じはない、読みやすい話でした。
そりゃHはあるんだけど、心情的に「これはジュネものってオイラには思わないなぁ」なんて思っちゃった。
どうしてなんだろうな〜???(これは宿題だね‥)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

桜木知沙子:HEAVEN

HEAVEN (新書館ディアプラス文庫)

【2001年4月9日読了 文庫 新書館・ディアプラス文庫】

雑誌で表題作を読んだ時に、麻々原絵里依さんのカットのイメージにぴったりな内容にオイラゾクゾク
しちったのでした。なので単行本化は、書き下ろしの存在も合わせてものすごく嬉しかった。でもなかなか読めなくって〜もう一気に読んじゃいました。わはは。

高校時代に「つきあっていた」なんて言えないようないわゆるカラダの関係しかなかった紀宏と小栗。
小栗の上京でその関係は切れたはずだったが、7年ぶりに再会した時にまた歯車が回り出す。というお話。
オイラ的に「おおお!」と思ったのが、「Hな関係」に至るまでいろいろ紆余曲折しまくる話が多い(そしてまたそれもよし!!『札幌の休日』は一読してほしい!でも絶版?(涙)どっかで再版してほしいね‥うう。ちなみに白泉社花丸ノベルズ刊。‥そういえば古本屋でも見かけないよ〜。この本は(汗))なかで、「カラダの関係に溺れちゃう」っていうのが先に来ちゃう話ってトコすごく新鮮だったなぁ。ふふふ。へへへ。
個人的には、高校時代に撮ったらしい紀宏の例の写真(!!!)を‥麻々原さんの絵で見たいような‥でもそんな事言ってたら、天罰くらっちゃいそうな、そんなバカな事も考えました(爆笑!!)。
それに、オイラの目から見たら、ワイルド&タフ(笑。長髪だし。ばははは!!)な小栗(いや〜麻々原さんの絵かっちょいい!!)。実はかわいいよな〜〜。なんて思っちゃった(そう思うのってオイラ年??)。
なので書き下ろしの「PARADISE LOST」はちょっと泣けて来た。
特に例のクリスマスの夜!!ああ!!こんなに幸せ絶頂だったの!?
でもそれで小栗は紀宏との別れを決意しちゃったの!?
うがーーーとなってしまったです(ま。後はすっげえ欲望のままに紀宏をあつかっていたんだなぁとか‥(苦笑))。
小栗の離婚した母親の妹岸谷舞の恋とか佳恵さんの恋とか。その辺もせつなかった‥。
相変わらず女の人がちゃんと生きてるな〜と思う。
うん。そこが桜木さんのジュネものの健全な所だな〜。
そしてキャラのどこかに「誠実さ」があるのがオイラ好きな所です。うん。
こういう感じの話、また書いてほしいなぁ〜。ふにゃ〜〜。◎

| | Comments (0) | TrackBack (1)

2001.04.08

太宰治:二十世紀旗手

二十世紀旗手 (新潮文庫)

【2001年4月8日読了 文庫 新潮社・新潮文庫】

何とかかんとか。ほぼ一ヶ月かかって読了しましたん。やっぱり遠出すると本読めるよね。
全体的には、ちょっと読むのが辛い内容が多かったかなぁ。○

内容的には「狂言の神」「虚構の春」「雌に就いて」「創生記」「喝采」「二十世紀旗手」「HUMAN LOST」の7編が収録されている。
太宰といえば自殺未遂、薬物中毒により脳病院(精神病院だったっけ?)入院といった醜聞がつい先に立ってしまう人だけれども、それらの出来事について太宰の自己内省が綴られているものが多いように思われれる。特に「HUMAN LOST」はなんだかものすごくやりきれないな〜と思った。
そんな中で「虚構の春」の、太宰宛に届いたいろいろな手紙をただただ羅列している(実際にそうなのかどうなのかは謎。そういう体裁をとった創作であって実録と言い切れないと思う)短編がオイラには印象深かった。
いろいろな相手からの文章。
故郷の知り合いから恩師から編集部からそして読者からの手紙。
特に読者からの手紙は‥う〜ん。
なんだか本人の熱いせっぱつまった想いは判るんだけど、なんだかあてつけがましくって、すごくストレスを感じてしまった‥。
そういえば夏目漱石も、あつかましい読者からの往復書簡でストレスためてたなぁ〜なんて思い出したり。同時にその時代の「作家」と「読者」の距離の近さなんかも新鮮だったなぁ。
でもなんだか「作家」の哀しさも感じてしまった。その読者をむげにすれば恨まれて。ちゃんと対応すれば軽んじられる。なんだか周囲の人間のいい加減な尺度みたいなものを感じてしまった。うむ〜。
あ。オイラ個人的に好きだな〜と思ったフレーズ。
「雌に就いて」の、226事件のあった晩に、「私」と「客人」が女の寝巻きについて話をしているんだけれども。
その中で、私が「いや、洗いたての、男の浴衣だ。荒い棒縞で、帯は、おなじ布地の細紐。柔道着のように、前結びだ。あの、宿屋の浴衣だな。あんなのがいいのだ。すこし、少年を感じさせるような、そんな女がいいのかしら。」という言葉がなんだかすごく「いいな〜」と思ってしまった。
自分でもなぜだろう??

全体的に辛いけれども。それでも太宰の文章には重力が半分くらいにしか感じられない。
文章が簡単とか吟味していないという意味じゃなくて。読んでて浮力を感じるんだよね。
オイラが思う所の太宰のすごさは、そこにあるような気がする。
それは表現している内容とは関係ない所ではあるけれども。
それは「新しさ」にもあてはまりそうな気がする(この場合の対象として夏目漱石等)。
そして、だからこそ、オイラは太宰の本を現在読みあさっているんだろうなぁ。きっと。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2001.03.13

剛しいら:ドクター×ボクサー3 ドクターは犬を愛す

【2001年3月12日読了 文庫 光風出版/成美堂出版・クリスタル文庫】

剛しいらさんの『ドクターは犬を愛す』とうとう読了!かなしい〜〜。
もう加藤と徹に会えないのぉ〜??
と思いつつも、読むのは遅く出来ません!
ドーベルマンのアベルとカインの二世も目を離せないし、徹と西條とのタイトルマッチもないの!?
兄と院長にカムアウトした加藤はその後大丈夫??とか、高瀬くんはどう絡むの?等等…いろいろ気になるものは山積み!ウキー!!と思いつつ、あとがきを読むと…にゃんと!文庫書き下ろしで続刊とのこと!うれちい〜〜!!!
すっごく楽しみっす〜。
以前、初めの巻で加藤がワンコにしか心を開けないエピソードには…ワンコバカのオイラは胸がぐっとなってしまったっす…。他人事でわない…。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2001.03.04

夢枕獏:神々の山巓 下

【2001年3月4日読了 書籍 集英社】
※ちなみに、「神々の山巓 上」は3月3日に読了。

朝講習会場開きを待っていた最中に『神々の山嶺 下』を読み始める。
帰りの汽車の中で一気読み。
もうガンガン読んでしまう。止まらない〜〜!!(苦笑)
あんまり集中してたのでもう少しで駅乗り過ごす所だった‥(爆)。
そして残りほんの数ページを帰宅してから読了。
ふわ〜いろいろ思う所があるけど。

その感情は一言「すごく面白かった」でした。

今はこれ以上考えらえにゃい‥。でもせつなくってたまらなかったよ〜〜。うん。
山登りのマンガや小説が好きな人は必見。ってもう読んでるか‥そういう人は(苦笑)。
ふふふ。これで谷口ジローさんのマンガも読めると言うもの。くくく。くくく。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2001.02.28

夢枕獏:月に呼ばれて 海より如来る

【2001年2月20日読了 新書 廣済堂出版】

『涅槃の王』読了後、やっぱり夢枕作品を‥(苦笑)という事で、『月に呼ばれて海より如来る』の新書版をちびりちびり読んでます。
これは、もう遠い昔コウコウセイの頃に某ダ@ヤ書房18条店(笑)で図書券で書籍を購入したもの。
東逸子さんの挿し絵が美しかったなぁ。
‥書籍を持ってる本を何で新書も買ってしまったか‥。
第2部の一章が収録されれるから(爆)。

きっと自分的に『キマイラ』と『サイコダイバー』シリーズを別にして、続きを切望している一冊だと思う。うん。
しかも、書籍のあとがきで「この話は三部構成です。この後、江戸時代に行って、戻って来ます』みたいな事を書いてたので、「そうか。待とう」と思った訳。
そうして、遥かジウネンを優に越えてしまったわ(ふっ)。
そういえば、『上弦の月を喰べる獅子』を買ったのも、「あ、ひょっとしたら、『月に呼ばれて〜』に関係してるのかも‥」と思ったからだったりする‥(爆笑)。
しかして、獏さんいわくこの『月に〜』で書こうと思ってた事を『混沌の城』(読んでねぇよ、この本、そういえば‥)という小説で書いてしまったらしい‥。どがーん‥。
そして江戸編も別の作品になって誕生するらしいし‥。
はぁ。何だかせつないなぁ。
かなり熱心な読者がいるという話だけど(ってオイラも毎年年賀状に催促の文書いてたよなぁ(苦笑))、今回読み直して気がついた。
たぶん麻生と同様、マチャプチャレの頂きにひっそりと存在する大きなオウムガイの化石が心の中に棲んでしまったからなんじゃないだろうか。
少なくとも私はそうだった。
もう長い間読み返さなかったけれども、この本の事を思うと、そのオウムガイ〜螺旋の事を思い出して、せつなくてたまらないキモチになったものだった。
正直今回まで新書版を読まなかったのは、そのせつないキモチに耐えられなくなってしまうんじゃないだろうか‥と怖れてたからなんだろうと思う。
案の定、麻生がマチャプチャレの頂きに、気がつくと立ち尽くしていて、満点の星と月、ヒマラヤの山脈の様々なる頂きの中、ひっそりとオウムガイの化石が蒼白く浮き上がっているシーンは、ものすごく鮮烈でおかしくなってしまいそうでした〜。
そして、もう1つ忘れられないのが、その麻生の存在。
一度はその螺旋が自分の体内に存在していたのに、ふとした事でその螺旋を失ってしまう。
彼はもう一度マチャプチャレを登る事は出来ない。
その喪失と焦躁感を持ってどの様に生きて行くのか。
まだその道は途中までしか描かれていない。それが一番哀しい。
日本へ流れてくるオウムガイの存在もすごく気になるし、‥あ〜あ。やっぱり続き読みたいよぅ〜。
とりあえず『混沌の城』を探してみようかな。<苦笑

それに、元々「螺旋」という言葉が好きなのも(つーか思い入れだね〜)あるのかもね〜〜。
HPのタイトルにもしちゃったくらいだもんね(笑)。
【2001年2月27日記】

+++

昨日、まだ読み終わってないのに語ってしまった『月に呼ばれて 海より如来る』読了。
獏さんが言っている「宇宙論」から言ってしまえば確かにこの作品を書く意味はないような気がするけれども(それこそ道筋的には『涅槃の王』でも『上弦の月を喰べる獅子』でも『羊の宇宙』でも語ってしまっている感はあるわけだから)、少なくともオイラが続きを読みたいのは、物語に出ているキャラ達がどうなるのかを知りたいからだ。
現代編で言えば、宇野島重吉は一体どんな魂胆があるのかとか、「だいらさま」って何?とか、麻生誠は失ってしまった螺旋を取り戻せるか?とか、何でここに平賀源内が出るの?という事だし、今回収録された江戸編で言えば、源造と月欠の決着がどうなるのか?とか、源造もまたそのココロの中に螺旋を宿らせてるようだけど、それがどういう風に話に絡まるの?という事だし。

あああ〜ストーリー展開が知りたいの!!もし獏さんが書けない〜なら、「先生を囲んで『月に〜』の話の顛末を語る夜咄会」とかって言って、話を聞くだけでもいいです!
「あの彼はね‥こうなってこうなるんだよ〜‥」って感じで教えてくれ〜〜〜!!!(ごろごろごろ〜〜)
ってそんなのは無理か‥とほほほ。(でも結構いい考えだと思わん?<爆笑)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2001.02.22

夢枕獏:涅槃の王 巻ノ結 神獣変化・覚者降臨編

【2001年2月22日読了 書籍 祥伝社】
※ちなみに、「涅槃の王 巻ノ五 神獣変化・幻鬼編」も同日2月22日に読了。

実は、深夜『涅槃の王』巻ノ五を読了した。
そして寝ればいいのに、もう止まらなくって『涅槃の王』巻ノ結、完結編を続けて読んでしまう。
…結局読了した時は朝…(倒)。
今日の午後からの仕事は…つらかったぁ。知らない内に船漕いじゃった…(爆)。
でも、ものすごく面白かった〜。ああ久方ぶりにむさぼり読む快感を思い出した。
…このまま獏さんの買ったままの本を読んじゃいそう〜!!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以下は、夢枕獏さんのHPのBBSにてカキコした感想です(再録)。

遂に『涅槃の王』読了! 篠宮2001/02/22 21:12:38

自分でスレッドたてるのは久しぶりです〜。
今朝遂に遂に『涅槃の王』を読了しました。
昨晩、午前様に『幻鬼編』を読了して。
今日の仕事の事を 思えば就寝すべきだったのでしょうが、 もうもう。
ガマン出来ずに一気に朝まで読んでしまいました。
はぁ。獏先生。読み終わった後、陳夢龍が空を見上げたように、すごく、空を見たくなりました。
青い青い空。
幸運にも今日はものすごく天気が良くて、仕事をしながら、窓から青い空を見上げる事が出来ました。

上手く言えませんが、シッダールタの覚りの瞬間は、読みながら震えました。
ああ、たまらなかったなぁ(抜魂)。
そして、登場人物達がそれぞれ自分の欲望や想いにぶつかって行った末に「生き切った」瞬間は涙が出てきてしょうがなかったです。
陳夢龍しかり。エナクしかり。ランカーしかり。タリアックしかり。
(はははボロボロ泣きまくりましたよ〜)
そして、これは個人的な感慨なのですが、『魔獣狩り』のサイコダイブの表現、『キマイラ』『月に呼ばれて〜』『上弦の月を〜』…後タイトル失念しましたが、問答調の短編とかもありましたよね?
これらをずっとずっと読み続けて、獏先生の物語に託された哲学に触れて来ていた人間として、「わ〜こんな所まで来たのか〜」という思いがありました。
久しぶりに獏先生のシリーズものを一気にむさぼり読む事が出来て(しかも!完結してる!)ものすごく贅沢な思いがします。
でも中々ない幸せでした。
ああとうとうこの快楽を思い出してしまいました(苦笑)。
続けて獏先生の本を、むさぼり読んでしまいそうです〜!

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2001.02.18

夢枕獏:涅槃の王 巻ノ四 神獣変化・魔羅(マーラー)編

【2001年2月19日読了 書籍 祥伝社】

‥ああアクス王はすごく魅力的なオトコだねぇ〜。
獏センセイのキャラって、心のどこかが真直ぐで、自分自身に恥じない「芯」の様なものを感じる。
それがすごく好きだ。

‥しかし、『序ノ巻・幻獣変化』(これはかなり昔に『幻獣変化』という題名で書き下ろしていた作品。今回は序として『涅槃の王』に編された)の頃のシッダールタって、もっと「人間くさい」というか「生臭い」感じがしていたんだけど、『神獣変化』になったら、その辺の「生臭さ」がいい具合で枯れていて、「ああ、この人がブッダになるんだな〜さもあらん」と思ってしまう。
作品の中では一年の間があるんだけど、何だか納得しやした。
この『幻獣』と『神獣』の間ってたぶん10年は下らないんじゃないのかな?(不確定)それだけ間があいたからこその違いなのかもしれないね。ふふ。

蛇足:オイラは書籍版の『涅槃の王』を読んでますが、以前新書判で寺田克也センセイ挿絵で発売済。
  現在、確か文庫版が去年の暮れから発売したはずなので、気楽に読めると思います〜♪

| | Comments (0) | TrackBack (0)

夢枕獏:涅槃の王 巻ノ参 神獣変化・不老宮編

【2001年2月18日読了 書籍 祥伝社】

今日、外回り中の待ち時間に『涅槃の王』巻ノ参を読む。
最後の場所の郵便局にて、衝撃の場面に遭遇!!!

サ、サナイが!!サナイが〜!!!!死んじゃった…(号泣)。

…そろそろ登場人物の誰かがさようならしそうな気がしてたんだけど、…はぁ〜。
まさかサナイからだとわ…。
でも本当の意味で衝撃だったのは…。
サナイのお腹にはアクスの子供がいたのだ!!あああああ〜〜!!!
サナイ1人の命じゃなくって子供の命まで断ってしまうなんて〜〜!!!(七転八倒)
ああ〜、オイラこの手の衝撃は『セブン』以来だな〜(あれも首を持って来てるよね…)。
…アクスは…この痛みを抱いてこれから生きて行くんだろうなぁ…。はぁ。
【2001年2月13日記】

+++

昨晩深夜に『涅槃の王・巻ノ参・神獣変化・不老宮遍』読了。
35年前のアクスらの過去のいきさつが語られ終わり、物語は現在(つーても後のブッダになるシッダールタの物語なので、やっぱり過去ではあるんだけど)へ。
いよいよ、不死の霊水アムリタへ、不老のザラ王へ、歩み寄って行くのね〜。

登場人物の複雑な関係も明かされて、いよいよ面白くなって来ました。
もちろん『巻ノ四・神獣変化・魔羅(マーラー)遍』へ速攻読み続け!

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2001.02.05

夢枕獏:涅槃の王 巻ノ弐 神獣変化・霊水(アムリタ)編

【2001年2月11日読了 書籍 祥伝社】

『涅槃の王 弐ノ巻』へ突入。たまらん。おもちい〜〜!!
とりあえず壱ノ巻で皆死んでなくってほっとしつつ、次巻へ進むオイラであった…。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

剛しいら:ドクター×ボクサー2 ライバルも犬を抱く

【2001年2月5日読了 文庫 光風社出版/成美堂出版 クリスタル文庫】

剛しいらさんの『ドクター×ボクサー2 ライバルも犬を抱く』をついに!
読みはじめる!!!
雑誌で既に読んでるんだけどねぇ〜〜。
シリーズ終わっちゃったので(実は最終話とその一個前の話辺りから、もったいなくって読んでないのだぁ〜〜)、何だか読むのを先延ばししてたんでした。
うん。それだけこのシリーズは好きなのでした。
ちなみにオイラが好きなのは…主人公の二人ももちろん好きなんだけど〜。
…さ、「坂本」が……(大爆笑)。<出たよ!ゴツイ系好きが!!!(笑)
はぁ。
うん、でも久しぶりに加藤や徹、カインにアベル(ドーベルマン♪)と会えるのはやっぱり嬉しいねぇ〜(感慨)。
【2001年2月4日記】

+++

『ライバルも犬を抱く』読了。
ああ、トオル〜〜!!トオル〜〜〜!!なんで君はそんなに素直なんだぁ〜〜!!!
はぁ。
オイラもあんなワンコの様なこひびと欲しい。
拉致監禁して手に入れられるなんてなんて運がいいんだ。加藤よ…(爆)。
うらやましい。
でもちゃんとオトコのコだよね♪トオルって♪

| | Comments (0) | TrackBack (0)

1996.08.24

京極夏彦:姑獲鳥の夏

【1996年8月23日読了 新書 講談社・講談社ノベルズ】
入院してるのを良い事に、親に頼んで以前から気になってた京極夏彦のノベルズを買ってきてもらった。
この前たまたま観た「トップランナー」にゲスト出演してて「読んでみよう」と思ったのだ。
(その前から見かけてたけど、手を出すまでいかなかった)

いや!もう!びっくりした!!◎

京極堂の屁理屈(笑)にノックダウンされちゃったよ…。

すごく面白かった!!

| | Comments (0) | TrackBack (0)

1996.08.23

花郎藤子:禽獣の系譜

【1996年8月22日読了 書籍 白泉社】
目からウロコがぽろぽろ落ちた。
深い話だなぁ…。
「ボーイズラブ小説」のカテゴリーにするのが惜しいくらい。
これって「家族」の話だよね。

「あとがき」もカッコよくてしびれました!◎!

これは友達Sが貸してくれたんだけど、…一つ残念だったのが表紙のイラストがな〜
ちょっとキャラのイメージじゃない…。
個人的には、上苑原次春(かみそのはらつぐはる)さんの絵がイメージぴったしなんだよね!
特に黒羽が亡くなった後の話の烈と黒羽の息子が。
石原理さんも黒羽とかはぴったしなのだ〜。でも烈のイメージが湧かないねぇ。

この本で花郎さん人気があるのがちょっと判った気がします。

+++
補足:↑で「上苑原 次春」と書いていた作家さんは、現在(2005)「小笠原 宇紀」という名でバリバリ活躍してます〜♪

| | Comments (0) | TrackBack (0)

1996.08.22

杉浦日向子:東京イワシ探訪

【1996年8月21日読了 文庫 講談社・講談社文庫】

日向ちゃんセンセイらしい随筆でしたにゃ〜〜。
満足満足。○

| | Comments (0) | TrackBack (0)

1996.08.21

村上春樹:村上朝日堂ジャーナル うずまき猫のみつけかた

【1996年8月21日読了 書籍 新潮社】
確かちゃんと読んだ「村上春樹」のはじめての本だと思う。
小説は大学のゼミや講議で部分読みしてたんだけど、あまり「読みたい!」って感じじゃなかった。
でも、この本を読んで「エッセイは好きだなぁ」と思った。○

今まで避けてた所があったけど、これから本を手にしてみようっと。

| | Comments (0) | TrackBack (0)